大便は何で構成されているの?
大便が出ないときに、困ったり焦ったりしてしまうことでしょう。
そんな時に「薬や漢方やサプリメントやマッサージや運動や休息の方法」などが有名です。
そもそも大便の材料は何のか?
そこを知るとこれからの人生の中で役立てると思います。
大便の中身は?
水分60%
微生物と腸の壁が剥がれた物35%
食べかす5%
このような構成で大便は作られています。
他の文献では、水分がもう少し多い場合もあります。
微生物35%とは、食材に付いている雑菌や空気中の浮遊物が胃に入ることもありますし、手に付いている雑菌が口の中に入ることもあります。
すべて胃酸で殺しますから、病気には至りません。
その死骸が肛門から出ていきます。
その他に腸内細菌の死骸があります。
これが1番大きな割合を占めています。
腸内には重さ1.5kg〜2kgになる細菌が生息しています。
わかりやすく例えますと、
顔や手足、体にも皮膚常在菌という目に見えない菌が住み着いているおかげで、
肌のバリアを作り肌を守っています。
同様に腸内も同じなのです。
この菌は約3日で死滅します。
その死骸が便となり排泄されるのです。
そして、腸の壁もターンオーバーで古い物は剥がれて新しい壁に変わり続けています。
その古い壁も腸内細菌の死骸と含めて35%!!
つまり、【大便は水分と微生物】!!
ですから、離乳食前の乳児も便が出るのです。
水分と微生物で便ができるということなので、水分量を摂取できていないと話になりませんね。
そして微生物を増やすことが大切です!
・腸内細菌そのものを召し上がる方法と、
・腸内細菌の餌となるものを食べて、腸内細菌を増やしていく方法があります。
腸内細菌そのものとは、「納豆、糠漬け、保存料無しの漬物、常温で置くと味が変化していく味噌」
このような菌が死んでいない発酵食品になります。
市販されている発酵ドリンクは、加熱殺菌してありますので菌は死んでいます。
腸内細菌の餌となるものは前回お伝えしました「食物繊維とお米」であります。
※死んだ菌も腸内細菌の餌になることがありますので、食べないよりは食べるメリットはあります。
腸の壁の材料は【魚介類】が一番お勧めです。
魚介類を取り入れてターンオーバーを促しましょう。
水分の摂取量は、体重から換算する計算方式がありますが、
ざっくりと1.5リットル飲むことが望ましいです。
コーヒーや緑茶などのカフェインや、お酒などのアルコール飲料は水分補給にカウントしないでください。
ノンアルコール飲料も不純物がたくさん入っておりますので、水分補給に適しません。
ノンカフェインの飲料や、お味噌汁やスープなどはカウントしてください。
水分は女性ホルモンと大きな関わりを持っています!!!
女性ホルモンは、大腸の中の水分を吸収させてしまう働きがあります。
つまり、女性ホルモンが活発であれば便は硬くなりやすいのです。
ですから、女性の皆さんはより多くの水分摂取を心がけることが大切です。
水分補給が苦手な人は多いです。
飲めるように練習していきましょう。
水分は栄養補助食品と考えても良い位とても重要な働きをしております。
疲労回復にも水分が必要です。
疲れが取れないと思う方も水分の摂取を心がけてください。
排便にお困りの方は、便の材料を理解した上で取り組みましょうね。