その食事方法、安全ですか?
食事と食事の間隔を長く開けることで、体が楽になったと感じる方へ要注意です!
僕は、予防医学や分子栄養学を学んできましたので、このようなダイエット方法に取り組んでしまう理論もわかります。
以前にもお伝えしましたが、16時間ダイエットや1日1食ダイエットは絶対にお勧めしません!!
そう言われてもこのダイエット方法を一生貫き通したいと言う方へ言及します。
食後高血糖を意識しているかどうかが問題となります。
長い時間食べていないことで、その後の食事では一気に血糖値が上がります。
血糖値が急激に上がってしまうと、大量のインスリンが分泌されます。
この時に脂肪細胞へと変換されやすいとともに、急激な血糖値の低下が起こります。
これを血糖値スパイクと呼びます。
これが起こることにより、さらに糖を欲しがってしまいます。
もしくは糖を摂取できない場合は、
アドレナリンなどの興奮ホルモンが出やすくなり、
より興奮状態になったり、
イライラしたり、
眠れなくなったりします。
16時間ダイエットをやりたかったり、
1日1食の生活をしたいと思っている方は、
血糖値が急激に上がらない食事をチョイスする努力が必要です!!!
そこまで毎日の生活の中で考えられるでしょうか?
考えれる人が取り組んでも良い方法なのです。
1食だけ何でも食べても良いとか、チートデイと言うものは存在させてはいけません!
「血糖値と言う単語は、糖尿病の患者さんが気にすることでしょ」と安易に思ってしまう方もまだまだ多いと思います。
しかし、健康にそして美しさを求めて生活している限り、血糖値を無視することができません。
血管の中を流れる糖の量が増えすぎても病気になりますし、減りすぎても病気になります。
その病気とは、風邪や肌荒れ、その他に様々な臓器の障害や精神疾患にまで至ります。
もし食べない時間が長くなりすぎた場合、血管の中の糖の量は減ります。
これは緊急事態!!
体は、様々な興奮ホルモン(カテコラミン)を分泌させ、筋肉や腸の壁を分解して、それを餌に血糖値を安定させようとします。
もちろん筋肉量が減少しますし、筋力も低下します。
胃腸も弱くなってきます。
精神状態も不安定になりやすいです。
毎日全くストレスがなく生きていらっしゃる人の中には、この食事法で健康に過ごせている方もいますが、希です。
あと、遺伝子がそうさせてしまうケースもあります。これも稀です。
通常の食生活では、就寝中を除いては【4時間に1回位】が平均的な飲食時間になります。
10時と15時のティータイムも良いことです。
長時間食べない時間を作る場合は、その後何を食べるかが健康と美容のポイントになりますので、慎重になりましょう。
僕のダイエット法は、食べて痩せて健康になる方法を指導しています。
食べない方法を貫き通したい人は、血糖値をとにかく注意してお過ごしください!