リンパのケアについて
リンパと聞くと、リンパマッサージを想い浮かべられる方もいらっしゃると思います。
リンパマッサージを受けられた方の大半は「痛い」「強く圧迫される」という印象を
お持ちの方が多いです。
ではここを深掘りしていきたいと思います。
私は人体解剖をハワイ大学医学部にて実施した経験があります。
解剖していくと血管は見えるのですがリンパ管をいくら探しても見つかりません。
たまたま私が担当した御献体はリンパ節にガンが転移していたためリンパ節が大きく
膨れ上がっており、発見することができました。
しかし、リンパ管は目視する事はできませんでした。
つまり、とてつもなく細く繊細なものであるということです。
この繊細なリンパ管には、リンパ管の大半が毛細リンパ管といいます。
アンチエイジングやコリの改善、むくみの改善などでケアを必要とするリンパ管は
この毛細リンパ管になります。
このリンパ管は繊細であるため、ソフトなタッチでのケアが求められます。
強い圧迫でリンパ液を流そうとすると逆にリンパ管は収縮してしまい、流れが
悪くなってしまうということです。
もしかしたら施術者がリンパ液を流しているつもりでも流れていない可能性もあります。
そのようなリンパマッサージで楽になったと言う人は、
筋膜がマッサージされて体が楽になった可能性が高いです。
日本を含むアジアの人々は、強い圧迫を好む傾向があります。
実は、強い圧迫により痛みが取れたり体が楽になるという現象が起きます。
人間の体は1つの痛い場所のみが感知される仕組みがあるため、
強い圧迫をされることにより、体がそちらの感覚に意識がいってしまい
本来の体の辛さや痛みというものが一時的に消えたように感じます。
「ツボ・経絡を治療する時や、カイロプラクティックのアジャストメントの時、
筋繊維が過度の拘縮を起こしている時について、強い圧迫を必要とする場合があります」
ソフトタッチの施術は、長期の健康管理に大切である
リンパのケアや、日頃の体調管理には優しく体を癒してあげることが大切なのです。
方法は私のレッスンでお伝えしておりますのでお尋ねください。