古代の生活と比べることへの疑問
こんな話は聞いたことありませんか?
・古代の民族の食生活が健康に良い。
・1日1食が健康に良い。
・前歯と犬歯と奥歯に適した食事が良い。
・穀物と豆と野菜を中心として、魚や肉はたまに食べる。
・白湯を飲めば良い。
・古代の民族は、◯◯な食生活をしていた。
僕は実際にこのようなことを学んでいたこともありました。
遥昔の食事が健康に良いから、現代に取り入れようとする考え方があります。
言いたいことは理解できます。
しかし、学びを深めていくと少しずつ古代の食文化を肯定する考えから否定的な感情へと変化してきました。
色々と考え出される考え方を否定的に捉えず
最初は全て受け入れます。
その後判別をしていきます。
紐解いていきましょう!
もし、医学が発展していなかったとしても古代に比べると現代人は長生きしているはずです。
なぜ医学が発展しなかったとしても、寿命が伸びたと言えるのでしょう。
それは、衛生面の発展もありますが1番大きな割合としては【栄養】です。
栄養失調が多かった時代は寿命が短かった。
そのような民族の食文化をなぜ真似をしなければならないのでしょうか。
歯の構造にしても、少しずつ進化をしてきており、まだまだこれから先も進化途中であります。
現代の化学合成された添加物や甘味料等は言うまでもなく害ではあります。
むか〜しむか〜しの食材の保管方法や調味料の作り方などは、
最強です!
伝承していくべき素晴らしい知恵ですし、体にとても良い調理をしていました。
その反面、肉や魚の量が少なかったと推測できます。
現在、「肉の量が多いとか、魚介類の量多いとか」食べ過ぎと訴える先生方がいますが、
美容と健康を高めるにはとても必要な食材なのです。
動物性食材は、野菜と食べることでデメリットを相殺することができましたね!
(この記事を見ていない方は、こちらからご覧ください↓)
全てをどの時代の食文化に合わせようと考える考え方が極端なのです。
それぞれの良い物を取り入れて新しい食文化を作っていけば良いのです。
それこそが時代の発展なのです。
筋肉を削ぎ落として、ただ細いだけで良いと思う方は、ご自由に古代の食文化を楽しんでくださったら良いと思います。
僕たちの体は雑食です。
つまり、様々な食材を食べることができる内臓で生まれています。
進化してきた体を、わざわざ退化させるような食生活が私は否定的なのです。
毎日サツマイモだけで生きている村があります。
そこの人達は筋骨隆々です。
その理由は、何千年もその生活をしていることから、僕たちと違う腸内の仕組みになっているのです。
見た目が同じ人間でも、体内の仕組みは国によって違うことを知らなければなりません。
もし、ご先祖が何百年もの間サツマイモだけしか食べていなかった人がいたら、
真似をしても良いかもしれませんね。
その頃の運動量
1日30,000歩〜40,000歩を歩いている運動量です。
その時代、その運動量があったからこそ健康を保ていたのかもしれません。
極端な考え方の食生活
考え方は人それぞれですが、
文明が進化し、医学が発展し、
科学的に様々なことを読み解けるようになった今、
改めて考えてみると現代食が一概に悪いと言えません。
発酵食品の作り方など昔を真似ることは必要。
肉や魚や卵の動物性食品は増やした方が良い。
化学合成添加物は控えることは必要。
食事は1日3食を基本に考える。
柔軟な考え方が求められます。
中途半端に健康を勉強すると陥ってしまう話ですので、
今回は僕の目線でまとめさせていただきました。
また、断食についての考え方は次回にお送りいたします。