プロ選手の姿勢が良いわけではない
国内や海外で活躍しているプロスポーツ選手の
【姿勢や仕草やフォームや考え方】を真似しようとしていますか?
スポーツの世界で活躍していると、その姿が正しいように見えるのではないでしょうか。
今回はその中で【姿勢】について言及します。
スポーツとは、それぞれの競技において姿勢が変わります。
クラシックバレエの選手とボクシングの選手を見ると、一目瞭然で姿勢は違います!
しかし、それぞれの競技において最高のパフォーマンスが出せています。
すべてのスポーツにおいて競技特有の姿勢があります。
それを視聴している皆さんが、自分の感性と合った姿勢が良いと判断しているのではないでしょうか。
多くの女性は、クラシックバレエや新体操の選手の姿勢が理想の姿勢のように感じています。
しかしそれは、クラシックバレーを演じるときに美しく見せる姿勢であり、
健康的な姿勢ではありません。
新体操も同じことが言えます。
更に、各競技において競技パフォーマンスが上がるトレーニングをしてきたからこそ、
自然と作られている姿勢でもあります。
それを体作りができていない人たちが姿勢だけを真似することで、
体は痛みを生じたり、疲れやすくなったりします。
ファッションモデルも同じことが言えます。
モデル歩きは、服を売るために服をアピールできる歩き方になります。
自分を魅せるための歩き方でもあります。
これは体に健康的であることとは違います。
健康的な歩きとは?
ここで頭を整理しましょう。
「健康的」とは何を指しているのか?
それは、
解剖学上(人体の構造、骨組み)から考えた
体を痛めにくい歩き方を指しています。
足指が痛い
足首が痛い
ふくらはぎが攣る
股関節が痛い
腰が痛い
肩が凝る
首が痛い
頭痛がある
この症状は姿勢が間違っていることも
原因になっています。
健康的な姿勢とは?
ここまでお伝えしておいて、
実は、、、
文章でお伝えできないのです。。。
「はっ!」
「なんでやねんっ」
「もったいぶるんかいっ」
って思われるかもしれませんが、
今のお体の状態によって変わるのです。
ですから、その人の体をチェックしなければ
姿勢を指導することはできないのです。
じゃー、どうすればいいのーー??
お近くの姿勢を指導してくださる先生方を
探してください(汗)
「その先生が正しいかわからない・・・」
その通りです。
一つだけ見極めれるポイントがありますので
これだけ覚えておいてください。
『胸を張りましょう』
これを言われたら、
正しい指導ができていない
可能性が高いです。
なぜ胸を張らなければならないのか
理由を聞いてください。
もし、このblogを指導者の方が見ているかもしれませんので
少しだけ解説しておきます。
胸を張らないといけない人は
・僧帽筋上部を使いすぎているのかもしれない
・小胸筋、大胸筋が硬いのかもしれない
・胸鎖乳突筋が硬いのかもしれない
・骨盤がニュートラルでないのかもしれない
・腹直筋が硬いのかもしれない
・口呼吸かもしれない
この辺りが原因かもしれません。
胸を張る動作では僧帽筋中部が緊張状態になり
リンパ液の循環も悪くなります。
そもそも、
脊柱は頭蓋骨と骨盤の位置により決まります。
そして、肩甲骨と上腕骨は筋肉により骨の位置が決まります。
ですから
骨盤(もっと言えば足かも)、頭蓋骨の位置から修正し
肩甲骨と上腕骨に付随する筋肉へのアプローチ
(マッサージ、ストレッチ、筋トレ)
これらが必要です。
もし、それらを無視して胸を張らしてしまうと
クライアントの体は悲鳴を上げるのではないでしょうか。
ざっくりとですが、簡単に胸を張るとは
言うべきでは無い理由を述べました。
今回のテーマはご理解いただけましたでしょうか。
スポーツ選手を真似すべきではないことパート2もあります。
次回に続きます。